机上で回路ができても実現できなければ用を果たしません。
実際はどうしたら良いのか?初めて製作する場合、これは相当高いハードルではないでしょうか。現実の部品に「初心者用部品」なんてものはありません。どれも厳選されて生き残った部品ですから、いざ製作するとなるといきなり最新技術に囲まれてしまいます。
データーシートを見ても、意味不明の数値やグラフが並んでいます。いったいどこをどう判断したらよいのか???。今回はこの「部品選択初めの一歩」を考えてみましょう。
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| デジタル部品の選択 |
| 実際の部品。といっても非常に多くの種類があり選択に迷うところですが、現在の指標として以下のような提案をしたいと思います。 |
1:これからデジタル回路を学習する場合。
最初の数作は「標準ロジックIC」を使う。
2:非常に小規模な回路の場合(IC4〜5個程度)。
「標準ロジックIC」を使う。
3:小〜中規模ロジックや、数十MHz以上の高速動作の場合。
CPLDを使う。
4:大規模ロジック。
FPGAを使う。 |
ここで、CPLDやFPGAとは「プログラマブルロジックIC」でソフト的手法で設計した回路情報をICに書き込むことで任意機能のICを製作できる部品です。
実現できる回路規模も大きく、回路変更も容易で非常に有用な部品なのですが、これからハードウェアを始めようと考えている方にはお勧めしません。 |
それは、けして難しいからではありません。むしろ簡単かもしれません。
しかし、ハードウエアで最も重要なことは「机上の論理設計」ではなく、現実の部品での構成技術が最後の明暗を分けます。 |
| 製作技術とは、与えられた部品を使いこなす技術だけではありません。むしろあり合せの部品で製作する。なければ自分で作ってしまえる事のほうがずっと重要ではないかと思います。「指定部品が入手できなければお手上げ!」ではちょっと寂しいですよね。 |
| 初めの数作は「自力で設計し、自分で部品を決め、それを自分で集め、基板に配置し、どう配線すればいいのか」ぜひ体験していただきたいと思います。きっとハードウェアの本質に触れることができることでしょう。 |
| CPLD、FPGAの普及は急速で、近い将来には「標準ロジックIC」はなくなってしまうことでしょう。今が最後のチャンスかもしれませんね。 |