ウェブショップ テクニカルノート リンク
■用語・理論
● LEVEL 0
● LEVEL 1
■電子部品
● LEVEL 0
■製作技術
● LEVEL 1
■インターフェース
● LEVEL 0
■デジタル回路
● LEVEL 0
■アイテムラボ仕様
● LEVEL 0


デジタル回路 Level-0 Vol 8
記憶する回路
 記憶する・・。よくよく考えてみると不思議です。
今、目の前のテーブルにはパソコンが置いてあります。たぶん明日もそのままでしょう。
このテーブルはパソコンを記憶しているのでしょうか?違いますね。
ただ置いてあるだけのことです。

 では、メモ帳にメモをとる。メモ帳は書かれた文字を記憶しているのか?
これは「記憶」ではなく「記録」と言いますね。しかし、私が「メモ帳に書いておいた!」ということを覚えていたなら、これは記憶なのではないでしょうか。

 記憶している→保持している。と思われるものをいくつか思い浮かべてみると。
メモリー(半導体部品)、ハードディスク。・・・まさしくそうだ!
切り換えスイッチ・・・確かに。 バケツの水・・・ん〜〜。 棚の荷物・・・???

 考えるほど、わからなくなりそうです。そこで今回は、記憶する!ということについて、そして、記憶する不思議な回路について考えてみることにしましょう。  
 
 
 情報を保持する方法は2種類あると考えています。
1つは物質をエネルギーを加えて状態を変化させるもの。これは状態を情報として扱うための解釈(変換)も必要です。

もうひとつは、過去を未来に伝達することで保持する方法。これは、情報伝達なので原理的にはエネルギーが不要です。その代わり時間の概念が必要になります。

まず、1つ目の方法。「バケツの水」的、記憶回路を紹介しましょう。  
■電圧を保持する部品「コンデンサ」を使った記憶回路
 右図はコンデンサを使った原理的な記憶回路です。抵抗は、スイッチをONしたときに大きな電流が流れないようにするためにあります。

SET/RESスイッチの操作でコンデンサはVCCまたは、0[V]の電圧を保持しています。
それをバッファー(デジタル部品)で1/0(論理値)に変換しています。

デジタル部品を「電圧→論理値」変換器として使用しているわけですね。
つまり、アナログ値(物理量)→論理値の変換器が用意できるなら、光でも磁気でも圧力でも「棚の荷物」でも、何でも利用できます。
NextPage  >>