人工頭脳は人間になれるのか?という議論を耳にすることがあります。はたしてどこまでいったら人間になったと言えるのか?という問いにある学者が言ったそうです。
「電話だけがつながっている部屋に人工頭脳を置く。そして部屋の外部から電話で、どんな人間がどんな話をしても、人間と話している。と思えたらそれは人間と同じになったといえるのではないか。」
実際に異なるものでも、外からみて全く区別がつかなければ同じものといえる。
これを同等、等価と言います。私にはこの考え方そのものが人間らしい発想とも思えます。
解析が困難なほど複雑な電子回路も「同等な異なる回路」に置き換えていとも簡単に理解できることがあります。この人間の知恵「等価回路」について考えて見ましょう。 |
|
| 「等価回路」の原点 |
現在電子回路に使われている部品は無数にあります。そして、それらはみな異なる特性を持っています。だからこそ無数の応用が可能なのでしょう。
その特性の違いとは、電圧、電流、温度や周波数などによる変化の違いです。 |
しかし、もしそれらが変化しない場合。すなわち完全な直流動作。
そのうえある瞬間に限定すると、どんな回路も、下図のような単純な抵抗回路と同等と考えられるのです。すなわち、 |
@:ある回路に定電圧電源をつないだとき、一定の電流が流れたなら。
その回路の内部がどうであっても、1つの抵抗に置き換えられる。
A:ある回路に定抵抗をつないだとき、一定の電流が流れたなら。
その回路の内部がどうであっても、1つの定電源に置き換えられる。 |
これは、「オームの法則」の原点でもありますね。
直流の場合は、すべて理想電源か、理想抵抗に置き換えられます。
ここでもし、温度によって電流が変化したとします。その場合、温度によって同等に変化する抵抗や電源に置き換えることで、やはり等価回路を考えることができますね。 |
このような考えで拡張すれば、たとえ直流回路でなくても自由な理想部品を想像して等価回路に置き換えることができますね。
|
.jpg) |