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用語・理論 Level-1 Vol 2
交流の表し方

 Level0では主に直流について解説してきました。厳密な直流とは「電圧一定、電流一定」ですね。しかし本当に全て一定で変化しないのであれば電子回路など存在しなかったことでしょう。
テレビもラジオも信号が変化するから、画像になり音がでるわけですね。

 電圧電流が変化すること、「交流」が電子回路の理解に最も重要なことです。
電子技術の専門書には複雑な数式がたくさんでてきますが、多くは理解しなくても設計はできます。先人が残してくれた数式に代入すればおおよそは解決することでしょう。

ただこれだけは知っておいて欲しいことがいくつかあります。
今回はその根底である「交流信号」について解説することにしましょう。


交流とは
 交流と聞いてどのような事を想像されますか。
「ああ、教科書に出てくるサイン波形ね」と思われるのではないでしょうか。

「交流≒交互」というイメージがあります。もちろん正しいのですが、あえて「交流=直流以外の全て」と考えた方が良いでしょう。

 電池はほぼ直流ですが、電子機器をつなげば電流がながれます。その電流は機器の状況に応じて増えたり減ったりしているはずです。
この増減している部分がまさに交流なのです。

 下図のように振幅が変化する信号は、純粋な直流と変動する部分(=交流)の合成されたものと考えることができます。
そして信号の多くはこの交流部分(交流成分)に意味があり、直流部分(直流成分)は、回路を動作させるための下駄(かさ上げ)に相当します。

もちろん白熱電球を直流で点灯させるような場合、交流成分は必要ありませんね。
しかし、このとき電球は光や熱を発生しますが、信号(情報)を発していません。
直流成分は単にエネルーギーとして利用しているわけです。

電球やモーターは電気部品ですが、電子回路とはいいませんね。
信号を処理することができるものが電子回路なのではないでしょうか。主役は情報で、それは交流信号ということになります。

 それでは、この信号の本質。交流について見てみましょう。


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