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用語・理論 Level-1 Vol 3
交流の大きさ表現

 直流は一定ですから100Vと言えば電圧100Vですね。ところが交流信号は時間と共に変化していますから100Vと言っても「どの瞬間?」となってしまいます。
これでは不便なので信号振幅の大きさを特定できる表現が必要ですね。

 この表現には多くの方法があります。今回は、その中でもよく使用される最大値
p-p」「平均値」「実効値」の4つの表現について解説することにしましょう。


交流の信号波形から直接わかる表現「最大値」と「p-p」
●最大値

 信号がサイン波形なら右図のように正/負は上下対象ですから一方だけわかれば良いですね。

そこで、中心(0位置)から正の最大までの大きさを「最大値」と言い、暗黙に負も同じ大きさとします。
 電子部品や電子回路には、壊れないための「許容電圧」があります。
許容電圧は一瞬でも超えてはいけない電圧ですから、この最大値が重要になります。
オシロスコープなどの表示波形から直接読み取れるので最もわかりやすい表現ですね。

 ところが、正/負対象でない場合はめんどうなことになります。
「正の最大値○○V、負の最大値−△△V」などと言うことになってしまいます。
そこで・・・
●p-p(ピーピー)

 絶対電圧が必要な場合は「最大値」表現が必要ですが交流信号だけを扱う場合、絶対電圧は重要でないことが多いのです。
それは右図のような簡単な回路で、信号の直流成分を
取り除くことができるからです。
(正確にはCRで決まる低い周波数成分を除去)

この時の出力は交流信号成分の平均値を中心(0V)とする
信号になり、入力信号の絶対電圧は意味を持ちません。
つまり、信号の下から上までの大きさが重要になります。
これを「Peak to Peak(ピーク・トゥ・ピーク)」略して「p-p」「pp」(ピーピー)と言います。1Vp-p(1Vpp)のように書き、1ボルトピーピー(1ブイピーピーとは言いません!)と読みます。
 この場合正負全体の振幅が1Vということで、サイン波なら最大値0.5Vのサイン波ということになりますね。


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